【最新レポート】2021年12月のマレーシア・ニュース
2021年12月にマレーシアで暮らす日本人の間で盛り上がった現地最新情報、そしてマレーシア国内で注目されたニュースをお届けします。
【マレーシアのドン・キホーテ二号店が「トロピカーナガーデンズモール」にオープン!】
この2021年12月にマレーシアに住む日本人の間で最も話題のスポットとなった場所、それは日本でドンキの愛称で親しまれているディスカウントストア「ドン・キホーテ」です。
日本で「ドン・キホーテ」を展開するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)が海外ブランドとして東南アジアで展開する「JONETZ by DON DON DONKI」は、2021年3月にクアラルンプールの中心ブキッビンタンのショッピングモール「Lot10」にマレーシア国内一号店をオープン。
日本と同じ「ドンキ」の愛称で瞬く間に人気となり、マレーシア在住日本人のみならず、日本好きなマレーシア人達の間でも話題に。開店当初は毎日入場制限が行われるほどの人気ぶりでした。
そしてこの2021年12月10日、満を持しての二号店はクアラルンプールの郊外、スランゴール州プタリンジャヤのショッピングモール「トロピカーナガーデンズモール」にオープンしました。郊外の立地を生かして一号店よりもかなり広い売り場面積となり、2フロアでの展開となっています。
【マレーシアのドンキ店内はまるで日本!お買い物熱が上がる日本商品の数々】
「クアラルンプールならKLCCにISETANもあるし、モントキアラ辺りなら日本食材も買えるお店もたくさんあるのでは?」とお思いになるマレーシア通な方もいらっしゃるとは思いますが…。
確かにここ数年のクアラルンプールはとても便利になり、日本の生活用品や食品の入手はさほど困難ではありません。しかしながら、やはり「もう少し種類があったらいいな」とか「もう少し値段が安かったらな」と思う方はまだまだ多かったことも事実です。それが、このドンキのオープンによって大きな変化がもたらされました!
店内に入るととにかく圧倒される、ずらりと並ぶ日本商品。
一部に日本コーナーがあるのではなく、店内全てが日本の商品で埋め尽くされているのです。調味料を選ぼうと棚に向かえば、どれにしようか選ぶのに時間がかかること間違いなしの、まるで日本にいるかのような陳列棚!このような棚が店内全てに並んでいるため、日本のスーパーマーケットにいる錯覚すら起こすほどでした。
【マレーシアのドンキでは日本商品なのに高くない!低価格路線でマレーシアに多店舗展開を目指す】
そして、何と言ってもこのドンキの最大の魅力は安価な価格設定です。比較的安価に日本商品を入手することができるため、日本人もマレーシア人も皆さんカゴに商品を盛りだくさんにしてレジに向かう姿が多く見られました。
これまでは「日本の商品にこだわっていると食費がかさむ」とマレーシア商品で代用していた物も、ドンキの価格なら日本の物を買いたいとマレーシア在住の多くの日本人が目を輝かせています。
この「JONETZ by DON DON DONKI」、マレーシア国内で多数の店舗展開を予定しているそうで、今後は日本人や外国人が多く暮らすエリア、そして比較的収入の高い層のマレーシア人が暮らすエリアを中心に新規オープンが続いていきそうです。今後の展開に注目していきます。
【新型コロナワクチン マレーシアでの三回目接種がスタート】
2021年3月からスタートした、マレーシア国内での新型コロナワクチン接種プログラム。
国籍に関わらず、マレーシアで暮らす人であれば等しく接種できるプログラムとして順調に進み、今では特別な理由がある人と子供以外はほぼ全員の接種が完了しています。
諸外国でワクチンの効果持続性の点から三回目のブースター接種が進む中、ここマレーシアでも高齢者から優先的に接種がスタート。現在は40~50代への接種と範囲が広げられています。
【アプリ「MySejahtera」によってワクチン情報管理が進むマレーシア】
新型コロナウイルス関連の情報を一元管理する携帯アプリ「MySejahtera(マイスジャテラ)」でワクチン接種情報も管理しているマレーシア。
このアプリ内にデジタルのワクチン接種証明書も取り込まれており、証明書提示の可否で様々な施設への入場や活動範囲も変わってくることから、国民の間ではこの三回目のブースター接種についても今後は同様の扱いとなるであろうとの見方が広がっています。
「MySejahtera(マイスジャテラ)」などについては過去のコラムをご参照ください。
登録しているアプリ「MySejahtera(マイスジャテラ)」に、三回目ブースター接種のお知らせが届き、健康状態などに問題がなければ指定された日時と場所で接種が可能。もし体調が悪い場合などはこのアプリ上でボタンを押すだけで簡単にキャンセル連絡も完了という、簡単かつ便利なシステムとなっています。
【ブースター接種完了率アップで再ロックダウンを避けたいマレーシア政府】
現在マレーシア政府はこの三回目ブースター接種率アップに力を入れています。
諸外国で続々確認されている変異株はマレーシアでも常に脅威となっており、新たなクラスター発生により再び厳しいロックダウンへ、という事態を避けるためにも防御策が必要となります。その一環としてワクチン効果の持続が重要と考えているようです。
そのため、高齢者優先でスタートはしているものの、接種通知は早いスピードで年齢層を下げてきています。わりと早い段階で三回の接種が事実上義務化に変更されるのではないかとの見方が有力ですが、これについては現時点では政府からのはっきりとした時期の発表はありませんので、今後の動向を見守りたいと思います。
【2021年12月のマレーシア最新情報まとめ】
2021年12月のマレーシアではドンキの2号店のオープンや、新型コロナウィルスワクチンの3回目の接種が話題となりました。
2022年はマレーシアと日本間の自由渡航の制限も解除される見込みです。
皆様がマレーシアを満喫できる日々が戻るのを心待ちにしております。