定番からワンランクアップの品まで!もらって嬉しいマレーシア産お土産特集
ガイドブックなどでもさまざまなアイテムが紹介されている、マレーシア生まれのお土産。皆さんもマレーシアを旅したお友達からすてきなお土産をいただいたこともあるのではないでしょうか。
長く人気の定番商品は目にする機会も多くなりますが、日本とは気候も文化も異なることもあり、少し珍しくそして優れた商品も多いことは実はあまり知られていません。
そこで今回はマレーシア産の商品にこだわり、もらって嬉しくそして自分でも欲しくなってしまうマレーシア生まれのお土産をいくつかご紹介しましょう。
気になった商品が購入できる、短期旅行でも訪れやすいクアラルンプールの店舗情報も掲載しています。ぜひ参考にしてみてください。
【マレーシアの紅茶と言えば「BOH TEA」&「SABAH TEA」】
マレーシアの伝統的なお土産代表格「BOH TEA」(ボー・ティー)
マレーシアのお土産の定番はなんと言っても、マレーシアを代表する紅茶ブランド「BOH TEA」(ボー・ティー)が有名です。
イギリスの国土調査官ウィリアム・キャメロンによって発見されたパハン州の高原地帯キャメロンハイランド。この高原の気候を生かして紅茶栽培が始まったことから1929年に誕生したマレーシアの紅茶ブランドBOH TEAは、フルーツのような香りも感じられるアッサム種の高級茶葉を筆頭に現在ではフレーバーティーなどさまざまな種類の商品が人気となっています。
デザートにも合わせやすいあっさりとしたブラックティーを楽しめるシンプルな茶葉やティーバッグタイプなども種類が豊富。そして、マンゴーやライチなど南国らしさを感じられるフレーバーティー「Seri Songket」(スリ・ソンケット)シリーズはパッケージの華やかさも人気となり、長くお土産の定番となっています。
最近では暑い季節に大活躍しそうなアイスティーシリーズや、手軽にお湯を注ぐだけで完成するインスタントミルクティーシリーズ、カフェインレスタイプなども充実。さまざまな好みに合わせて商品を選べる点もお土産として人気の理由です。
- BOH TEAを買うならここ
定番商品はスーパーマーケット、ミニマートなど紅茶コーナーには必ず並んでいますが、Seri Songketシリーズなどお土産に人気の商品は下記店舗が充実しています。
「ISETAN KLCC」
住所:201A-C, Jln Ampang, Kuala Lumpur City Centre, 50088 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur
https://maps.app.goo.gl/YCgaJoMFvE3zPQav5
ミルクティーに合わせたい!根強いファンが多い「SABAH TEA」(サバ・ティー)
マレーシアの紅茶ブランドとしてBOH TEAに次いで人気の商品「SABAH TEA」(サバ・ティー)。リゾート地としても知られるボルネオ島のサバ州コタキナバルから車で約3時間かかるキナバル山麓の高原で栽培されている紅茶です。
マレーシア産の紅茶のシェアは約70%がBOH TEAと言われていますが、残りの約30%がこのSABAH TEAです。BOH TEAと同じく飲みやすさが人気ですが、お湯を注ぐと濃い色合いが出ること、そして濃さの強さが感じられる味わいからミルクティーに合わせるならこのSABAH TEA!という根強いファンも多いのです。
シンプルな茶葉タイプは昔から人気ですが、最近のおすすめはかわいいパッケージも人気のフレーバーティーです。南国らしいパッションフルーツやカラマンシー(マレーシアのライム)などを始め、ちょっと珍しいところでは滋養強壮にも効果があるトンカッアリフレーバーも。漢方のような味わいも感じられ、マレーシアらしいお土産としても注目を浴びそうです。
- SABAH TEAを買うならここ
お土産に人気のフレーバーティーシリーズは下記店舗が充実しています。
「Central Market」内の「Pasar Besar」
「Central Market」
住所:50050 Federal Territory of Kuala Lumpur, Kuala Lumpur, Kuala Lumpur City Centre
https://maps.app.goo.gl/zYxHXuNTNoMdUJCg8
「Pasar Besar」
住所:Lot G-08, Ground Floor, Central Market, Jalan Hang Kasturi, City Centre, 50050 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur
https://maps.app.goo.gl/vRP6K8LcKm8vFJqw7
【コーヒー天国マレーシア。珍しいコーヒー豆「リベリカ種」をお土産に!】
あまり知られていませんが実はマレーシアはコーヒー豆の生産地であり、マレーシアにはコーヒーを楽しむ文化が根付いています。
マレー半島の最南端州であるジョホール州や、タイ国境に近いケダ州やクランタン州、そしてボルネオ島のサバ州、サラワク州でもコーヒー豆の栽培農園があり、収穫されたコーヒー豆はマレーシア国内に広く流通。マレーシア人の間では「Kopi」(コピ)のネーミングで長く愛されています。
そして、今回おすすめのお土産としてご紹介するのが「リベリカ種」と呼ばれる珍しいコーヒー豆です。
リベリカ種はアラビカ種などと並ぶ三大コーヒー豆原種のひとつで原産地はアフリカのリベリア。苦みが強く甘みはほぼない味わいのコーヒーです。
このリベリカ種は気候などに左右されやすい難しい品種であることからその収穫量が非常に少ないことで知られています。世界に流通するコーヒー豆全体の1~2%と言われる希少なリベリカ種ですが、なんとマレーシアではジョホール州やサラワク州のコーヒー農園で常時収穫が行われていることから、他のコーヒー豆となんら変わりなくこのリベリカ種の豆を買うことができるのです。
日本でお目にかかる機会はほとんどないコーヒー豆がマレーシアでは難なく購入できますので、ぜひご自分、そしてコーヒーが好きな方へのお土産としておすすめです。
- リベリカ種のコーヒー豆を買うならここ
下記スーパーマーケット内にマレーシアのコーヒー豆ブランド「Mister Coffee Malaysia」のポップアップ店舗が常設。購入が可能です。
「Pavilion Kuala Lumpur」内の「Mercato」
「Pavilion Kuala Lumpur」
住所:168, Jln Bukit Bintang, Bukit Bintang, 55100 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur
https://maps.app.goo.gl/Y6H2tgQMvehxQENg6
「Mercato」
住所:Level 1. Lot. 1 . 01 . 01 & 1 . 01 . 02, 168, Jln Bukit Bintang, Bukit Bintang, 55100 Kuala Lumpur, Federal Territory of Kuala Lumpur
https://maps.app.goo.gl/6JCPPnAxnYofJXgV7
※そのほか、クアラルンプールのMercato他店舗でも出店があります。
【マレーシアのチョコレート「Beryl’s」&「HARRISTON」】
マレーシアを代表するお土産チョコレート。実はマレーシアは世界でトップ10に入るカカオの生産量を誇る国で、マレー半島のパハン州やボルネオ島のサバ州には良質なカカオを栽培する農園があります。
そのマレーシア産カカオを使用したチョコレートブランドは次々と誕生しており、お土産としても非常に人気です。今回はそのマレーシア生まれのおすすめチョコレートブランドを二つご紹介します。
お土産にも自分用にも!みんな大好き「Beryl’s」(ベリーズ)
1995年に設立された、マレーシアを代表するチョコレートブランド「Beryl’s」(ベリーズ)。
まだ若い会社にも関わらず、その人気ぶりは飛ぶ鳥を落とす勢いと言っても過言ではないほど、大きなスーパーマーケットから小規模店とマレーシアの町のいたるところにこのBeryl’sのチョコレートは売られています。
人気の理由はもちろんそのおいしさ。口どけの良さと甘すぎないチョコレートは民族を問わず支持され、商品展開も年々豪華に。
シンプルなチョコレートはお土産として渡す人を選ばない安定感がありますし、遊び心のあるイチゴやドリアンフレーバーもお土産として人気です。
チョコレート以外にクッキーもおいしいと評判。先述のマレーシアの紅茶とも相性がいいこともあり、女性客を中心に支持されています。
- Beryl’sを買うならここ
定番商品はスーパーマーケット、ミニマート、お土産店などのお菓子コーナーには必ず並んでいますが、限定商品やお土産として人気のフレーバーシリーズなどは直営ショップが品揃えが豊富です。今回は特に商品量の多い直営店二店舗をご紹介します。
「Beryl’s Chocolate Story」
住所:Lot 18, Jalan Panggong, City Centre, 50000 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur
https://maps.app.goo.gl/Gbfz4v2ZV7iqQa528
「Beryl’s Chocolate The Exchange TRX」
住所:Level Concourse, Persiaran TRX, Imbi, 55100 Kuala Lumpur, Federal Territory of Kuala Lumpur
https://maps.app.goo.gl/gmanmx4pDnndzkMs9
マレーシアらしさ満載のチョコレート「HARRISTON」(ハリストン)
2005年設立のチョコレートブランド「HARRISTON」(ハリストン)。パハン州などのカカオを使用した美味しいチョコレートが支持され、クアラルンプールに大規模店舗を二つ構えるなど、Beryl’sと並ぶマレーシアを代表するブランドとして人気急上昇中です。
シンプルな味わいのチョコレートも人気ですが、このHARRISTONでおすすめしたい商品はちょっと変わり種とも言える、こちらのタブレットチョコレートです。
なんと、チョコレートにカレーやチリ味が!その味が想像できない方もいらっしゃるかもしれませんが、これが案外美味しいのです。頬張ると最初はチョコの甘み、そしてじわじわとカレーやチリの味がほんのりと感じられ、まさに南国テイストの味わい。言われてみればカレーの隠し味にチョコレートを入れるレシピもあるくらいですから、実はマッチする組み合わせなのでしょう。
また、ルビーカカオから作られているルビーチョコレートも大変人気で、マレーシアらしいパッケージもお土産として喜ばれそうです。
このHARRISTONは容量が少し多めの商品が多いため、大人数に対応が可能なお土産としても人気です。
- HARRISTONを買うならここ
マレーシア政府観光局「MATIC」(ツーリストインフォメーションセンター)敷地内にあるこちらは商品数も豊富かつ、セール価格で売られていることも多いです。チョコレートの歴史などが学べるミニミュージアムも併設していて観光スポットとしても楽しめます。
「HARRISTON BOUTIQUE」
住所:Malaysia Tourism Centre, 139, Jln Ampang, Kuala Lumpur, 50450 Kuala Lumpur, Federal Territory of Kuala Lumpur
https://maps.app.goo.gl/dC9zhQzU2CpUzSfr6
【マレーシアで誕生したスキンケアブランド「TANAMERA」&ナマコの底力で美を追求!】
最後は食べ物から離れ、スキンケアに注目。美意識の高い方へのお土産におすすめしたい二つをご紹介します。
人気アイテム多数!マレーシア生まれのスキンケアブランド「TANAMERA」(タナメラ)
まずはマレーシア生まれのスキンケアブランドとして人気を得ている「TANAMERA」(タナメラ)。
ブランド名はマレー語で「赤い大地」という意味で、その名の通りマレーシアの肥沃な大地の赤土に育まれた、豊富な自然原料を成分とした商品を展開しています。
アレルギーの原因にもなりやすい人工香料・保存料などを一切使用せず、昔からマレーシアの人たちの間で効果があると使用されてきた伝統的な薬草などから抽出した100%天然由来成分を主原料としていること。商品は環境面への配慮が行われているホテルやスパのみに提供を行うなど、徹底したブランディングで支持を集めていることでも知られています。
商品は人気のマッサージオイルやフェイシャル用石けん、エッセンシャルオイルを始め多数展開。グリーンコーヒーと呼ばれる焙煎前のコーヒー豆に含まれる成分を使用した肌の引き締めを助けるトニング・ボディソープなど、日本ではあまり見ることのない商品も展開されています。
王道のスキンケアアイテムから、美意識の高い方に喜ばれそうな部分的なボディケアを助けるアイテムまで選んで楽しく、そしてもらって嬉しい商品展開が魅力のTANAMERA。少し価格が張る商品もありますが、大切な方へのマレーシアのお土産、そしてプレゼントに最適です。
- TANAMERAを買うならここ
発売されているアイテムが全て揃い、気になる商品のお試しもできる直営店。アイテム数によって割引やフリーアイテムがもらえるプロモーションなども頻繁に行っています。
「Central Market」内の「TANAMERA」
「Central Market」
住所:50050 Federal Territory of Kuala Lumpur, Kuala Lumpur, Kuala Lumpur City Centre
https://maps.app.goo.gl/zYxHXuNTNoMdUJCg8
「TANAMERA」
住所:Central Market, G25, Jalan Hang Kasturi, City Centre, 56100 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur
https://maps.app.goo.gl/hCxjm9Q6mdzW94SBA
石けんだけじゃない!ランカウイ島生まれの万能オイル「Minyak Gamat」(ナマコオイル)
マレーシアのお土産代表格と言っても良いほど、日本人の間では認知されているナマコ石けん。マレーシアのお土産としていただいたことがある、という方も実は多いのではないでしょうか。
今回ご紹介する商品は、そのナマコ石けんの兄弟分とも言えるナマコを成分としたオイル「Minyak Gamat」(ミニャッ・ガマッ)。このナマコオイル、実はマレーシア人たちの間では半世紀以上に渡り万能オイルとして長く愛されてきた非常に優秀なアイテムなのです。
ナマコは優れた細胞再生能力を持つ生き物として知られていて、そのナマコをココナッツオイルで煮詰めた成分を主原料としているのがナマコオイル。マレー語では「Minyak Gamat」、Gamat(ガマッ/ナマコ)の油という呼び名で親しまれています。原料のナマコは、主にリゾート地として知られるケダ州のランカウイ島沖のアンダマン海産が主流。
ナマコオイルはすり傷ややけど、冷え性予防や保湿、そして産後のマッサージや母体ケアなど、ナマコの持つ再生能力がさまざまな不調に効果を発揮するとして、まだ医療環境が整っていなかった500年以上前から人々の健康を手助けするアイテムとして日常的に使用されてきました。
医療が発達した今でもマレーシアではこのナマコオイルへの信頼度は高く、薬局などに行くとなまこオイルを使用したせき止め薬やマッサージオイルなどさまざまな商品が売られていますので、医者にかかるほどではないけれど体のどこかに小さく不調を感じている、などの悩みを持つ方にはお土産としておすすめです。
ナマコを主成分としながらも症状や用途に合わせて少しずつ商品は変わり、マッサージに適した商品から傷や肌荒れ緩和に適した商品などいくつかありますので、ぜひお店のスタッフに用途の相談をしてベストなナマコオイルを聞いてみてください。なお、「Minyak Gamat」は商品名ではなくナマコオイルの総称ですが、ナマコオイルの商品には必ずこのMinyak GamatもしくはGamatという名称が含まれています。
- Minyak Gamatを買うならここ
下記のチェーン展開しているファーマシー(日本のドラッグストア)やミニマートなどには必ず並んでいますが、取り扱いアイテム数は店舗やエリアによって異なります。
・ファーマシー
「Watsons」/「guardian」/「CARiNG」
・ミニマート
「KK Mart」
【マレーシア産のお土産まとめ】
今回はもらって嬉しい、そして思わず自分でも欲しくなってしまうマレーシア生まれのお土産をご紹介しました。
安定感のある定番商品から、ワンランクアップの知る人ぞ知る商品までさまざまですが、いずれもマレーシアが生んだ魅力あふれるお土産として喜ばれること間違いなしのアイテムばかりです。
次回のマレーシア訪問の際はぜひ、この記事を片手にすてきなお土産探しに出かけてみてはいかがでしょうか。