「Visit Melaka Year 2024」キャンペーンで盛り上がる! 歴史と今を楽しめる都市マラッカ
2024年が始まり、マレーシアでは町に旧正月、チャイニーズニューイヤー(Chinese New Year)の真っ赤な飾りがあふれ、盛り上がっています。
順調な成長で2023年以上に諸外国から注目を集めそうなマレーシア。今回は、そんなマレーシアで絶大な人気を誇る観光都市マラッカの2024年に着目します!
※マラッカの片仮名表記について
マラッカは正式名称では「Melaka」と表記され、正しい片仮名表記は「メラカ」ですが、当コラムでは日本人に長く親しまれている「マラッカ」という名称表記にて統一をしています。
【マラッカ州政府が力を注ぐ一大キャンペーン!「Visit Melaka Year 2024」とは】
マレーシアの首都クアラルンプールから南へ約150kmに位置する世界遺産の町マラッカ。異国情緒な雰囲気と美味しいご飯を楽しめることで、ここ数十年に渡ってマレーシアの代表的な観光地として定着しています。それは現在も変わることはなく、マレーシア人はもとより外国人観光客からも高い人気を得ている町です。
そんな不動の人気を誇るマラッカですが、この2024年はマラッカ州政府観光局による一大観光キャンペーンでさらに盛り上がりを見せそうです。
マラッカ州政府観光局は2024年12月までの今後一年間に渡り、「Visit Melaka Year 2024」を展開することを発表。これまで観光客から人気となっていたアクティビティはもちろんのこと、さらなるマラッカの魅力を感じてもらえるようさまざまなイベントやタイアップキャンペーンの展開を予定しています。
【大人から子供まで満喫!「Visit Melaka Year 2024」多彩なアクティビティプラン】
今回のVisit Melaka Year 2024ではマラッカで楽しめる歴史や文化、自然体験などのアクティビティや美味しいご飯スポット等々、なんと786ものスポットとアイテムが発表されています。
観光地としてたくさんの人たちが訪れるマラッカですが、実は州の面積は1,664平方キロメートルと、マレーシアでは3番目に小さな州であることをご存じでしょうか。そんな小さな敷地面積の都市にこれだけの数の魅力が詰まっているとは驚きですよね。これはマレー半島の中でも歴史のある町という証とも言えるでしょう。
今回のキャンペーンに合わせて紹介されている月単位で開催されるアクティビティは、大人も子供も一緒に体験ができるものが多いことも魅力です。
いくつかご紹介をすると、4月はマラッカ動物園にて子供達とともにマラッカの歴史を学びながらアート体験もできる「KIDS MANIAC(キッズ・マニアック)」を開催予定。動物と触れ合いながらアートの制作も楽しそうです。
また、11月にはマラッカと言えば美食!ということで「GASTRONOMY FESTIVAL(ガストロミー・フェスティバル)」を開催。マラッカの郷土料理であるAsam Pedas(アッサム・プダス)やCendol(チェンドル)への挑戦イベントや多彩なご飯を楽しめるフードトラックも各所に登場予定です。
※下記にて毎月開催されるキャンペーン内容をご確認いただけます。(英語ページ)
https://visitmelaka.com.my/index.php?option=com_content&view=article&layout=edit&id=145
【「Visit Melaka Year 2024」で得られる経済効果】
一年間に渡るVisit Melaka Year 2024キャンペーンで見込んでいる国内外からの総観光客数は約1,870万人となり、大きな経済効果も期待されています。
先述でキャンペーンに合わせたアクティビティについてほんの一例をご紹介しましたが、当然ながらマラッカを訪れる人たちが観光と食事だけをしているわけではありません。宿泊、移動手段、買い物などさまざまな消費活動を見越し、Visit Melaka Year 2024に合わせたパッケージは100にも及びます。さまざまなサービスを連携させることでより快適なマラッカ滞在が提供できることを目指し、そして消費活動の活発化も期待されています。
また、マラッカの魅力の一つであるその立地を生かしたプランも見受けられます。マラッカはマレー半島を縦断する高速道路とマラッカの中心が短時間でつながること、そして国際空港であるKLIA(Kuala Lumpur International Airport)からのアクセスも車で約1.5時間という近さです。そしてさらに、マレーシアの首都であるクアラルンプールと隣国シンガポールのちょうど中間に位置します。空港からも、そしてシンガポールからも好アクセスが望めるマラッカは国内外から同時にゲストを招く際などにも非常に便利であるため、国際的な会議や展示会会場を充実させることにも力を入れています。
Visit Melaka Year 2024 はその点にも着目し、会議や展示会市場でのマラッカ州の価値を高めることも目標としています。このような需要が増えることでマラッカ州への新たな投資の誘致や雇用機会増大が期待されることは言うまでもありません。
【新しい魅力も満載!歴史都市マラッカのこれから】
今回「Visit Melaka Year 2024」を展開するマラッカ。観光客にも人気の歴史ある町並みが2008年に「ユネスコ世界文化遺産」として登録され、多民族国家であるマレーシアの中でも極めて多民族で多様な文化が混在していることは皆さんもご存じの通りです。
そして、長い歴史の中で培われてきた異国情緒にあふれる雰囲気が人気である一方で、新しい観光スポットや再開発エリアも続々登場。
Sheng Tai Internationalが開発を進める「THE SAIL」(ザ・セイル)が建設されているM-WEZプロジェクトは、多くの観光客が訪れる世界遺産マラッカの町の中心から車で10分ほどのKota Laksamana(コタラクサマナ)というエリアに位置しています。マラッカの歴史も楽しみながら最新のスポットも満喫できるその環境は、歴史都市マラッカの新しい時代がスタートしていることも感じさせます。
これまではなかった魅力的なスポットが今後も増えていくと予想されるマラッカ。新旧の魅力を織り交ぜることで、これまでとはまた違った観光、グルメ、そしてショッピングが楽しめる一年となるでしょう。
【「Visit Melaka Year 2024」まとめ】
今回は、マラッカ州政府が力を注ぐ一大キャンペーン「Visit Melaka Year 2024」についてお届けしました。
初めて訪れる人も、そして幾度も訪れている人も一緒にマラッカを楽しめる内容満載です。ぜひこの機会に歴史都市マラッカを訪ねてみませんか。