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コロナ禍からの景気回復めざましく!2022年マレーシア経済総まとめ

年末となり、マレーシアの町には12月の風物詩とも言える煌びやかなクリスマスツリーが登場。ここ数年の控えめだった雰囲気は幻だったのかとも思うような華やかな雰囲気に、町行く人達の表情も嬉しそうです。

今回はそんな明るい年末の締めくくりとして、2022年一年間のマレーシア経済や景気について、特に目立ったニュースと共に振り返ります。

【国境完全開放!MCO完全解除で景気上昇のマレーシア】

2022年4月1日、マレーシア政府は2020年3月より実施していた厳しい渡航制限をほぼ撤廃。政府がエンデミック移行宣言を行ったことで長きに渡って低迷が続いていた観光業界の人流が活発化し、マレーシア各地に賑やかな光景が戻り始めました。

また、日常的な活動の面でもMCO(Movement Control Order=活動制限令)によって設けられていた飲食店や小売店の営業時間規制や人員制限を撤廃。そして9月には公共交通機関と医療機関以外の屋内でのマスク着用義務が廃止となり、活動制限はもはや過去のものという雰囲気に。現在の町の様子は完全なるコロナ前と変わらない光景が広がるまでに変貌しています。

11月11日のBank Negara Malaysia(マレーシア中央銀行)からの発表による、2022年第3四半期(7~9月)の実質GDP成長率は前年同期比14.2%となっており、「積極的な国内消費により7~9月期の国内経済活動は活発さを増している。」とのコメントも発表されました。また、11月3日には政策金利を年2.5%から2.75%に引き上げる決定も成され、2020年初頭となるMCO前の水準に戻っています。

国境完全開放によるインバウンド需要の回復はもちろんのことですが、国内やマレーシア国民の消費の面にも着目をすると、特に自動車や不動産などの販売が大きく伸びていることも特徴です。長きに渡って先の見通しが立てづらかった状況から一転、マレーシア国内での活動が一気に活発となったことで大きな消費への決断に人々が動き出したことが伺えます。特に自動車については6月末まで実施されていた新車購入時の売上税減免を狙った駆け込み購入も大きく影響しています。

2022年後半は、特に外国からの観光客増加が目に見えて目立つようになり、クアラルンプールのKL Sentral駅(KLセントラル駅)は大きな荷物を持った外国人旅行者が行き交うターミナル駅としての役割を取り戻しました。

各観光地では繰り返されたMCOを教訓に状況を見ながら段階的にビジネス再開を進めている雰囲気もあったようですが、それも完全に解禁。2023年は出張者の本格的回復も予想され、ホテルや飲食店など観光業界の完全復活が期待されています。

【MRTプトラジャヤライン一部開通!再び動き始めたマレーシアの建設ラッシュ】

先に述べたような活動制限の完全撤廃によって、マレーシア各地で滞っていた建設計画も一気に再開。それによって、特にクアラルンプール中心地では商業施設や高層ビルの完成、そして新しい交通機関の開通と建設ラッシュが加速しました。

その象徴のような形で2022年に最も話題となったのが、首都圏大量高速輸送(MRT)「PUTRAJAYA LINE」(プトラジャヤライン)の一部開通ニュースです。

当初2021年8月の開通を目指していたMRTプトラジャヤラインは度重なるMCOによって工事の遅れが続いたものの、2022年6月16日にフェーズ1が開通。プトラジャヤライン全36駅を結ぶ路線のうち、フェーズ1として12駅、Kwasa Damansara駅(クワサ ダマンサラ駅)からKampung Batu駅(カンポン バトゥ駅)が開通し、当日は首相が出席して盛大な記念式典が行われるなど、話題となりました。

このMRTプトラジャヤラインのフェーズ1開通記念として7月15日までの一カ月間、首都圏のRapidKLが運営する主要公共交通サービスやマレー鉄道(KTM)が運営するKTMコミューターの乗車料金が全て無料に。この発表により、対象エリアに暮らす人達は積極的に電車や公共交通機関を使用しての外出が急増。さらには完全国境開放による外国からの観光客も激増した時期と重なり、人流がかなり活発に!この一カ月間はクアラルンプールや首都圏の主要な町の繁華街はかなりな人出となり、おのずと消費活動も活発になったことで飲食・小売り、そして観光業界の復活への一助となりました。

このMRTプトラジャヤラインですが、終点となるPUTRAJAYA SENTRAL駅(プトラジャヤ セントラル駅)までの全24駅を繋ぐフェーズ2の開通は2023年3月を予定。工事は順調に進んでおり、現在は今後開通予定の駅でテスト運転をする様子も確認されています。

MRT開通に見る公共交通機関充実はもちろんのこと、多くの人達がクアラルンプールや都市部の町並みの急速な変化を実感するほど、マレーシアの建設ラッシュスピードが加速した一年となりました。

【盛り上がり必須!クリスマス商戦のショッピングモール】

2022年の景気回復を締めくくるにふさわしい華やかなイベントシーズン、クリスマス。マレーシアはイスラム教徒が国民の約7割を占めるため、クリスマスは地味なのでは?と思われる方も多いのですが、その煌びやかな雰囲気はかなりなものです。

各ショッピングモールは毎年個性あふれるクリスマスツリーやディスプレイで盛り上がり、同時に消費を促すプロモーションも盛んになります。

「イヤーエンドセール」と称した割引率の高いお得なセールシーズンとなるため、どこのショッピングモールも週末となればかなりな人出となり、その熱気に圧倒されます。

また、クリスマスシーズンと言いながらさらに存在感を示しているのが、年明けの1月22日に旧暦の新年を迎える旧正月、チャイニーズニューイヤー商戦です。ショッピングモールでは、待ちきれないとばかりにクリスマスディスプレイを押しのけて、旧正月のカラーである真っ赤な贈り物や衣装が目立ち、中華系の人々の心はすでにそのお買い物に向かっている様子も見て取れました。

この時期は例年外国からの観光客が多く訪れるシーズンとも重なることから、国内外からの消費活動が活発に。特に今年はこの数年間の様々な制限後の開放感も手伝ってか、どこのショッピングモールでもいつも以上に購買意欲が盛んな人達の様子が目に入ります。

景気が上を向き続けた2022年の締めくくりの光景として、華やかなクリスマスの様子をお届けしました。

【2022年マレーシア経済振り返りのまとめ】

国境全面開放と自由な往来が戻り、活気あふれるマレーシアの嬉しいニュースをお届けできた2022年。

明るい将来を感じさせる政権交代、そしてさらなる消費活動の活発化に期待が膨らむ2023年のマレーシアについて、今後もレポートをしていきます。ご期待ください。

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